足の裏の皮が剥ける、原因と治し方

足の裏の皮が剥けるには水虫以外にも

 

いくつかの原因があります。

 

痛みや痒みを悪化させないためにも、

 

症状に応じた治療を

 

早めに行うことが大切です。

 

今回は足の裏の皮が剥ける要因と、対処法、

 

 

それぞれの治し方についてご紹介します。

 

 

足の裏の皮がめくれるのはなぜ?皮が剥ける原因について

 

 

子供の足の裏皮が剥ける時、

 

多くの親御さんは水虫を疑うことでしょう。

 

 

しかし診察を受けたら

 

 

実は違う症状だったという場合も。

 

足の裏の皮がめくれる、

 

 

足の裏の皮が白くなりむける症状には

 

かゆい・かゆくないなど

 

 

種類もいくつかあります。

 

 

 

 

 

ここでは

 

5つのタイプに分けて

 

ご説明いたします。

 

 

 

 

 

1. 水虫

 

 

 

夏に皮剥けの症状がひどくなり、

 

冬には軽くなる傾向があります。

 

 

白癬菌(はくせんきん)という

 

カビが皮膚の表面に寄生する感染症で、

 

 

症状によっては

 

赤い斑点が出ることも。

 

 

 

趾間(しかん)型、

 

小水疱(しょうすいほう)型、

 

角質増殖型(かくしつぞうしょく)

 

 

の3つの種類があります。

 

 

 

 

以下、

 

それぞれのタイプをあげていきます。

 

 

 

 

 

• 趾間型

 

 

指の間の皮膚が白くふやけて水っぽくなったり、

 

薄く白い皮がむけたりします。

 

 

むずむずと軽いかゆみが

 

持続するのが特徴です。

 

最も頻繁に見られるタイプです。

 

 

 

 

 

• 小水疱型

 

 

足底や土踏まずの皮がむける場合は

 

小水疱型が多いです。

 

 

足のふちに

 

小さい水ぶくれが多発するのが

 

特徴です。

 

 

強いかゆみを引き起こし、

 

 

時には大きな水ぶくれができます。

 

 

 

 

 

• 角質増殖型

 

 

足の裏が硬い、

 

 

かかとなどにひび割れがある場合は

 

角質増殖型を疑います。

 

 

足裏の角質が厚くなり

 

硬いのが特徴です。

 

 

かかとの裏が

 

白く色づきひび割れていることが多いです。

 

 

 

足底全体に生じますが

 

痒くないため、

 

 

ほとんどの人が

 

ただの乾燥だと誤解しがちです。

 

 

 

 

 

2. 汗疱(かんぽう)

 

 

 

汗をうまく体外に排出できないことで

 

起きる症状だと言われています。

 

 

そのため汗をかきやすい

 

活動的な子どもや

 

学生の世代に起きやすいです。

 

 

 

手のひらや

 

足の指の間にブツブツができたり、

 

 

小さな水ぶくれができたりするのが特徴です。

 

 

 

 

◎水虫じゃないのに足の皮がむける

 

◎よく汗をかく

 

◎手と足の皮が剥ける

 

 

 

上記3つが当てはまれば、

 

 

汗疱であることが疑えます。

 

 

 

 

 

3. 靴擦れ

 

 

スポーツや立ち仕事をしていると、

 

 

靴と皮膚の摩擦によって

 

あしのうらの皮がむけることがあります。

 

 

サイズの合わない靴を履いていたり、

 

 

長時間歩き続けたりしたことで、

 

 

皮がむけるだけでなく

 

水ぶくれができてしまうこともあります。

 

また左足の裏だけ剥ける、

 

 

足の親指の裏皮がむけるなど、

 

 

日常的に重心をかける部位に症状がでやすいです。

 

 

ヒールのあるパンプスや

 

サンダルを履き、

 

 

つま先を擦るように歩く方は、

 

かかとだけではなく

 

 

足の指の裏皮がむける場合も

 

見られるでしょう。

 

 

 

 

 

4. 乾燥

 

 

表面がカサカサになったり

 

ささくれができたりする場合は

 

 

乾燥がきっかけであると考えられます。

 

 

衣類との摩擦や保湿不足がきっかけで起き、

 

 

皮が剥けて痛いこともあります。

 

 

皮がむけて痒い状態が続く場合、

 

 

皮膚が炎症を起こしているため

 

早めに治療する必要があります。

 

 

 

 

 

 

5. 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

 

 

 

手のひらや足のうらに、

 

水ぶくれやうみがくり返しできる病気です。

 

 

 

水虫とは異なりウイルスはないため、

 

 

他の人に感染はしません。

 

手や足だけでなく、

 

 

ひざや頭など広い範囲で

 

 

症状が出てしまうのが特徴です。

 

治らない病気ではありませんが、

 

人によっては

 

症状が長引く恐れがあります。

 

 

 

足の裏を治すには?対処法について

 

 

対処法です。

 

 

• 皮がめくれかかっている、または足裏の皮がむけて痛い場合

 

 

 

まずめくれかかった皮(角層や表皮)を

 

自分でめくることはやめましょう。

 

 

傷口が広がったり

 

症状が悪化したりします。

 

保湿剤や

 

軟膏で

 

保湿しましょう。

 

 

またすでに皮が剥けている時に

 

痛みがある場合は、

 

 

包帯や絆創膏を巻いて

 

 

患部を保護しましょう。

 

 

 

 

 

• 乾燥している場合

 

 

保湿剤や軟膏で常に保湿しましょう。

 

 

お風呂上がりは

 

特に乾燥しやすいため注意しましょう。

 

 

 

靴との摩擦で乾燥する場合は、

 

 

サイズが足にあっているか

 

確認しましょう。

 

 

 

また肌触りの良い素材の靴下や

 

 

ストッキングを履くと

 

 

摩擦が軽減されます。

 

 

 

特に幼児や赤ちゃんは

 

肌のバリア機能が弱く、

 

 

ちょっとした刺激で

 

肌が荒れたりします。

 

 

日頃から身に着けるものに

 

気をつけると良いでしょう。

 

 

 

 

 

• 水虫、汗疱の疑いがある場合

 

 

自力では治りにくいため、

 

早めに皮膚科に行くことをお勧めします。

 

 

市販薬が売られていることもありますが、

 

 

自己判断せず

 

 

専門家に診断してもらうのが良いでしょう。

 

 

治療は処方された

 

外用薬(塗り薬)を使用することが多いです。

 

 

汗疱は多汗症が原因だと

 

診断された場合、

 

 

内服薬で汗が出る量を

 

抑えることもあります。

 

 

 

 

• 掌蹠膿疱症の疑いがある場合

 

 

こちらも自力では治りにくいため、

 

皮膚科を受診しましょう。

 

 

まずは炎症を抑えるために

 

外用薬で治療していきますが、

 

 

効果がない場合は

 

 

内服薬や

 

紫外線治療を

 

行うこともあります。

 

 

 

皮膚への刺激を避けるために

 

患部を包帯で保護したり、

 

 

刺激の強い食べ物の

 

摂取を控えたりしましょう。

 

 

 

あしのうらの皮がむけた、治し方

 

 

足の裏の皮が剥ける

 

原因と治し方についてご紹介しました。

あしのうらの皮がむけた時は

 

驚くかと思いますが、

 

 

放置すれば

 

悪化したり

 

痛い思いをしたりします。

 

足の裏は湿気が溜まりやすかったり

 

 

刺激を受けやすかったりする

 

部位ですので、

 

今回お伝えした

 

要因や治し方を参考に

 

対処していきましょう。

 

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