モルモットは、大きな声で鳴かないことや、
飼育スペースをあまり必要としないので
初心者でも簡単に飼えるペットとして人気です。
犬や猫以外のペットとして
ポピュラーな生き物ですが、
どのような動物なのでしょうか。
また、飼い方や注意する点があります。
そこで今回は
・モルモットの種類
・飼育前に知っておきたい事
・飼う前に準備する飼育用品
・モルモットの飼い方
・モルモットの飼うデメリット
について紹介します。
値段。なつくのか?モルモットの種類
モルモットは12種類の品種がいます。
ここでは、
12種類のモルモットの
品種や性格などを紹介します。
値段のことやなつくのか疑問がある方もいますが。
参考にしてください。
1. イングリッシュ(ショート・アメリカン)
性格 | ルーツ | 価格 |
・モルモットの中でも馴れ易く社交的 ・オスは甘えん坊になりやすい | 16世紀以降イギリスで300年以上 改良されてきた品種 | 2,000円~4,000円 |
2. クレステッド
性格 | ルーツ | 価格 |
・比較的臆病な性格 ※慎重によっくり馴らして飼育する | イングリッシュモルモットを 品種改良したもの | 8,000円~10,000円 |
3. アビシニアン
性格 | ルーツ | 価格 |
・社交的な性格 ・馴れ易いので飼育しやすい | 詳細不明。イギリスで作出したと いわれ、1860年に存在確認されている | 5,000円~7,000円 |
4. テディ
性格 | ルーツ | 価格 |
・臆病な性格 ・ゆっくり飼育すれば馴れる個体もいる | 1971年アメリカで突然変異として発見 | 8,000円~15,000円 |
5. シェルティ
性格 | ルーツ | 価格 |
・臆病な性格 ・ゆっくり飼育すれば馴れる個体もいる | 当初ペルビアンと同一品種。 1973年イギリスで独立した品種と認定 | 8,000円~10,000円 |
6. ペルビアン(アンゴラ)
性格 | ルーツ | 価格 |
・臆病な性格 ・ゆっくり飼育すれば馴れる個体もいる | フランスのパリで作出された | 8,000円~10,000円 |
7. テッセル(テクセル)
性格 | ルーツ | 価格 |
・臆病な性格 ・ゆっくり飼育すれば馴れる個体もいる | 1980年代イギリスで、レックスと シェルティを交配させて作出 | 10,000円~15,000円 |
8. レックス(レッキス)
性格 | ルーツ | 価格 |
・臆病な性格 ・ゆっくり飼育すれば馴れる個体もいる | 1975年頃イギリスで認められた。 見た目はテディと似ているが 遺伝子が違う | 12,000円~15,000円 |
9. スキーニーギニアビッグ
性格 | ルーツ | 価格 |
・臆病でおとなしい子が多い ・モルモットの中でも鳴き声で コミュニケーションを取ります。 | 1978年カナダのモントリオールで発見 | 15,000円~30,000円 |
10. コロネット
性格 | ルーツ | 価格 |
日本での流通が少ないので、性格の情報はありません。 | 1980年代アメリカでシェルティと共に 作出 | 10,000円~15,000円 日本で見かけるこは少ないです |
11. メリノ
性格 | ルーツ | 価格 |
日本での流通が少ないので、性格の情報はありません。 | はっきりとしたルーツは不明です。 | 流通が少ないので 価格は不明 高価であることが 予想されます |
12. アルパカモルモット
性格 | ルーツ | 価格 |
日本での流通が少ないので、性格の情報はありません。 | イギリスで、ベッセルとペルビアンを 交配して生まれた品種 | 流通が少ないので 価格は不明 高価であることが 予想されます |
冬・夏。平均寿命に注意点。飼育前に知っておきたい事
飼育する前に基本的な事は知っておく必要があります。
1.エサについて
①主食
モルモットの主食は主に2つあります。
・牧草
繊維が豊富なので、
何度も噛むことで
伸び続ける歯を削ります。
また、腸の働きをよくする効果もあります。
牧草の種類は沢山ありますが、
基本的に
「チモシー」で大丈夫です。
・ペレット
ペレットの種類も沢山ありますが、
ビタミンCの所に
「高機能」または
「耐熱性安定型」
と書かれているか
チェックしましょう。
また、原材料は
「グルテンフリー」
の物を選びましょう。
②おやつ
おやつとして与えるものは、
次の通りです。
・野菜:キャベツ、ピーマン、トウモロコシの葉、ブロッコリーの茎などの緑色のもの。
・果物:リンゴの皮、キウイ、オレンジ、スイカなど
※おやつは、与えすぎると栄養が片寄るので注意しましょう。
2.ケアについて
人間と同じく、
モルモットにも
色々なケアをしてあげないといけません。
①ブラッシング
モルモットの毛は良く抜けます。
ブラッシングせずに放置しておくと、
毛づくろいの時に毛を飲み込んでしまい、
知らない間に
「毛球症」になってしまいます。
頻度は、
3日に1回程度
ブラッシングをしてあげましょう。
②爪切り
爪を切ってあげないと、
モルモットが足を引っかけて
ゲガをしてしまいます。
頻度は、
2か月に1回程度で
爪切りをしてあげましょう。
上記の2つのケアは、
キレイになるだけでなく、
「病気や事故防止」
にも繋がります。
3.温度管理について
モルモットが好む温度は
「約18~25℃」です。
・夏の場合
暑いと人間と同じくバテてしまいます。
なのでクーラーなどで
温度管理をしてあげましょう。
「保冷材」や「凍らしたペットボトル」などを
活用して
温度管理するのも
一つの方法です。
・冬の場合
寒い時には、
電気マットを
ケージの下に引いてあげましょう。
暑すぎず少し温まるので
ヤケドの心配はありません。
また中にタオルを1枚程度入れてあげたり、
毛布を掛けてあげると効果的です。
4.平均寿命について
モルモットの平均寿命は
「4~8年」と言われています。
比較的寿命が短いので、
飼育する時は
愛情をもって育ててあげましょう。
えさは?衣装ケースはどうなのか?飼う前に準備する飼育用品
モルモットを飼う事が決まったら、
飼育用品を揃えましょう。
①ケージ
1日の大半はケージで過ごします。
専用のケージを見つけるのは
困難なので
「ウサギ用のケージ」
がオススメです。
ストレスにならないよう
大きめサイズがよいでしょう。
飼っている人の中には、
衣装ケースを
ケージ代わりにしている人もいます。
②敷材
ケージの敷材は
「すのこ」か「ペレットタイプ」
の敷材を
敷き詰めると良いでしょう。
牧草やウッドチップでも良いですが、
アレルギーや暴れた時に
粉が舞い散るので
オススメできません。
モルモットは尿の量は多いので
吸水性の良い敷材を選びましょう。
③巣箱
普段穴倉で生活するモルモットは、
狭い場所を好みます。
一匹が入れる広さの巣箱を
準備してあげると良いでしょう。
④えさ
モルモットの主食は「牧草」です。
牧草の他、
先程紹介した
ペレットや名債などを食べます。
⑤食器や給水器
食器は陶器製が丈夫なのでオススメです。
給水器は、
ボトル給水器の方が衛生的でよいです。
飼い始めるには?お風呂に温度管理。ケージにトイレのしつけなど、モルモットの飼い方
モルモットを飼いたくても
初心者の方はかいかたで分からないことがあると思います。
ここでは、
モルモットの飼い方を詳しく紹介します。
1.購入場所
モルモットは小動物を扱っている
ペットショップで購入できます。
モルモットは夜行性なので、
見に行ったときは殆ど寝ています。
価格は
「5,000円~10,000円」程度で
購入できます。
詳しくは先程紹介した
モルモットの種類を
参考にして下さい。
2.温度管理
モルモットは気温の変化が余りない
穴倉で生活するので、
気温の寒暖に強くないです。
また、高地で生活しているので
「高温多湿」
を苦手としています。
飼育する上での
適正温度は
「18~25℃」です。
エアコンや除湿器などを
利用して
温度管理をしましょう。
3.どのくらい懐くのか?
種類にもよりますが、
毎日正しくお世話をすれば
飼い主に懐いてくれます。
基本的に犬と同じく
「名前を呼べば来る」
「抱っこが出来る」
「飼い主の後をついてくる」
と言った
感じです。
4.複数飼育は出来る?
モルモットは、元々群れで
生活しているので
複数飼育は出来ます。
また、うさぎなど
大人しい動物と一緒なら
異種同士でも
飼育することが出来ます。
初心者やモルモットと親密な関係になりたい人は、
単独飼育をオススメします。
5.トイレのしつけ
モルモットは基本的に
トイレを覚えることが出来ない動物なので、
トイレのしつけは難しいと言われています。
しかし、飼い始めに上手にしつければ、
時間はかかりますが
覚えることが出来ます。
トイレの覚えさせる方法は次の通りです。
①ケージの中にトイレを置く
②別の場所でトイレをした場合、トイレの場所に排泄物の臭いをつける
③モルモットがよく糞尿をする場所にトイレを置く
これらを参考に試してみて下さい。
6.お風呂について
モルモットのオスは、
お尻の汗腺から黒いベトベトした油を出し、
臭いもキツイです。
汚れの原因になるので
お尻を重点的に洗います。
身体を洗い終わったら
お風呂のお湯を流し、
直接お湯をかけて
シャンプーを洗い流します。
※注意しないといけないのは
「耳に水が入らないようにする」
「お湯の温度に注意する」です。
難しいことも。モルモットの飼うデメリット
1.モルモットを飼う事で感じるデメリット
ここでは、モルモットを飼う時など、飼うデメリット
モルモットに関するデメリットを紹介します。
①エサ代
どのペットを飼っても
エサ代はかかります。
モルモットは、
ペレットや牧草、野菜など
バランスよく食べないといけないので
エサの種類が多くなり、
エサ代がかかってしまいます。
②掃除
モルモットは大食いなので、
排泄物の量も多いです。
トイレのしつけは難しいです。
トイレを覚える習慣がないので、
清潔感を保つには
こまめな掃除が必要になります。
③病院や預け先
動物病院は、
必ずしもモルモットの様な小動物を
受け入れてくれるとは限りません。
事前にモルモットを受け入れてくれる
病院を探しておきましょう。
また、旅行などで
モルモットを預ける時も同じです。
ペットホテルも
受け入れてくれるとは限りません。
こちらも事前に
受け入れてくれるところを
探しておきましょう。
2.マンションで飼う場合のデメリット
マンションの様の様な集合住宅では
「臭い」や「鳴き声」
が気になります。
モルモットは、
コミュニケーションでアピールする時に
鳴き声を出します。
その声は高く、
小動物にしては
大きめなので気になります。
特に夜行性なので
夜中の鳴き声は気になります。
対策として、
こまめに掃除したり、
夜中は窓を開けないなどの工夫が必要です。
3.モルモットにかかるコスト
モルモットはエサ代だけでなく、
臭い対策でも費用が掛かります。
ペットシートや床材などで
「毎月5,000円程度」かかります。
エサ代などを入れると
「毎月10,000円程度」
かかることがあります。
色々なデメリツトがありますが、
飼いだして後悔しないようにしてください。
ペットも生き物なので
飼った以上、
責任をもって
愛情いっぱいで飼育しましょう。
まとめ 本も参考にモルモットの飼育
今回は、モルモットの飼育について紹介しました。
モルモットの種類は全部で12種類ですが、
日本で販売されているのは
そのうちの数種類です。
モルモットを飼う前に、
知っておく事や準備するものを紹介しました。
ペットショップで購入する前には
これらを知っておいて下さい。
書店などでもモルモットに関する本を販売しています。
モルモットをこれから
飼ってみようと考えている方は、
今回の記事を参考にしてみて下さい。