思春期の頃からほとんどの人が一度は経験するのが’ニキビ’です。
大人になると’吹き出物‘といわれることが多いですが、
どちらも同じものです。
にきびは、顎や鼻、眉間などの
目立つ場所にできることが多く、
中学生女子・男子にとっても悩みの一つです。
ニキビは日常的に肌を清潔に保つことも大切ですが、
悪化すると最悪、痕が残ることもあるため、
ニキビになりそうな赤みを見つけたり
触ると痛いところがあったりと
ニキビができそうな予感を感じたときの
初期のケアがとても大切です。
そこで今回は、
・ニキビの原因
・ニキビの予防対処法と治し方
・ニキビができそうと感じたら
を紹介します。
ニキビの原因
<ニキビの種類>
ニキビができそうな時にはその原因を知ることからです。
ニキビの原因は主に4つの種類があり、
見分け方は色で見分けることができます。
◎白ニキビ
初期によくみられます。
皮脂がつまった毛穴が白っぽく見えます。
炎症を起こしているわけではないので、
痛みはありません。
◎黒ニキビ
白ニキビが進行すると、
皮脂が盛り上がり毛穴から出るため
空気により酸化し黒っぽく見えます。
黒ニキビも炎症を起こしているわけではないので、
痛みはありません。
◎赤ニキビ
黒ニキビがさらに進行すると、
毛穴につまった皮脂でアクネ菌が増殖し
炎症反応を起こします。
腫れたり痛みを伴ったりしますが、
潰してしまうと
炎症がひろがったり跡が残ったりするため、
なるべく触らないようにしましょう。
◎黄ニキビ
赤ニキビがさらに悪化すると、
ニキビが化膿し、
膿がたまってしまいます。
跡が残る可能性が高いため、
皮膚科を受診し適切な処置をうけましょう。
<ニキビの原因>
① 皮脂の分泌が多くなる
思春期には性ホルモンの影響を受けやすく、
皮膚から分泌されている皮脂が多くなると、
毛穴に皮脂がつまり炎症を起こしてしまいます。
② 毛穴がつまる
皮膚は、約4週間という
一定のサイクルで
常に新しい皮膚細胞に変わる’ターンオーバー’を続けています。
このターンオーバーのサイクルが乱れると、
古い皮膚細胞がはがれず
厚くなり毛穴をふさいでしまうため炎症が起き、
ニキビとなります。
③ アクネ菌が多くなる。
ニキビの原因として知られる
アクネ菌は実は誰もが常に持っている菌です。
毛穴がつまり皮脂がたまると
アクネ菌は増殖するため炎症が起きます。
ニキビが出来そうな時がわかったところで
次は解決方法です。
ニキビの予防・対処法と治し方
ニキビは、日常的に肌を清潔に保ち予防することが大切ですが、
出来てしまった時は早めのケアが大切です。
<ニキビの予防方法>
◎規則正しい生活を。
寝不足になってしまうと、
ターンオーバーが乱れるため、
ニキビができやすくなります。
なるべく規則正しい生活をこころがけましょう。
◎体を冷やさない。
体が冷えるのは血流がわるくなり、
代謝が低下している証拠です。
肌に栄養が行き届かなかったり、
肌が乾燥してしまったりするため、
ニキビができやすくなります。
特に夏は暑いので、
クーラーや冷たい飲み物で体が冷えてしまいがちですが、
冷やすことに対しても
お風呂にゆっくりつかったり
適度な運動をしたりするなど
温めることで体を温めてあげましょう。
◎肌への刺激は避けてたっぷり保湿。
赤ニキビや黄ニキビになると、
痛みや痒みによりかゆいこともあり触ってしまいますが、
なるべく触らず潰してしまわないように注意しましょう。
痕が残ってしまう場合があります。
どうしても気になる方は、
ニキビを保護するニキビパッチを貼ると良いでしょう。
また、ニキビの事を考えると、
しっかり洗顔をしてしまいがちですが、
洗顔時間が長いことも肌への刺激となっています。
ぬるめのお湯で1分以内を目安に優しく洗いましょう。
洗顔後は、すぐに保湿してあげることも大切です。
べたつきが気になる方は
さっぱりとした
テクスチャーのものもあるのでおすすめです。
<ニキビを治す方法>
ニキビができてしまった時でも、
上に挙げた予防法が鉄則ですが、
ニキビがなかなか治らない・悪化している時は
皮膚科を受診し薬を処方してもらいましょう。
ニキビに似た症状に粉瘤と呼ばれるものがあります。
においや見た目、しこりがあるかなどの
触り心地の違いがありますが
一例にすぎません。
粉瘤の場合は手術により取り除くことが必要なため、
見分けがつかない場合についても
皮膚科の受診が必要です。
またドラッグストアには、
ニキビ専用の市販薬が多く販売されています。
ニキビ治療にオロナインもよく聞きますが
皮膚への刺激が強いため、
安易に使用しない方が良いといわれています。
医師・薬剤師・登録販売者に相談しましょう。
ニキビができそうと感じたら
ニキビの治療は、肌の状態をよくする事が主なので、
治る過程もゆっくりで即効性はありません。
日常的に対策をすることが大切です。
おそらくみなさんのなかには
知恵袋やブログなども読んでいる方もいるでしょう。
メイクをして苦労して隠すこともあるでしょう。